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a day in my life

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Category: 旅 (page 1 of 10)

一期一会の出会いと別れ

今朝Macを立ち上げて一番に目に飛び込んできたニュースが、
知人の死、でした。

とはいえ、
2年前の沖縄でたった一度、
たった数時間会ったことがあるだけの人。

知り合ってすぐに癌が見つかって、
故郷に戻って闘病してた様子をずっとSNSを通して見ていたので、
なんともやるせない気持ちに。

今日1日、
ずっとその人のことや、
わずか数時間だけども楽しかった思い出が脳裏に浮かんできて止まりませんでした。

亡くなる前日まで強く生きる希望を持って、
明るく発信をし続けていたので、
未だに信じられません。

とはいえ、
だからと言って、私の生活が何か変わるわけではないという現実。

那覇で泊まっていたゲストハウスの
ほんの数十メートル手前にあった沖縄そば屋さんで、
お腹をペコペコに空かせていた深夜に作ってもらった
沖縄そばや特製手料理、とっても美味しかったです。
オリオンビールもごちそうさま。

今言えることは、
本当に病とよく闘ったことに対する心からのねぎらいの気持ちと
どうか安らかにということ。

きっと言葉にはできないしんどいこと、
つらいこともたくさんあったはずなのに、
いつも周りの人を気遣いすぎるくらい気遣って
明るくオチのある投稿に、こちらの方が元気をもらっていました。

この時一緒にいた旅の仲間と、
久しぶりにそんな思い出話をできたことも、
なんだか懐かしくて、うれしかったです。

空腹が満たされて
オリオンビールでほろ酔ってゆんたくしていた時に撮らせてもらったこの写真、
私は個人的にすごく好きな一枚。

入院する時に「手術がんばって!」というメッセージとともにこの写真を送った時に
とても喜んでくれて、Facebookでも使ってくれて、とてもうれしかったな。

こうやってブログに断りなく写真を載せるのは、
まさに生きてる私のエゴ..だと思うけれども。

「また沖縄で会おう!」の約束は叶わなかったけれど、
楽しい思い出と
そしてインターネットを通して、
生きることの尊さをたくさん教えていただき、
どうもありがとうございました。

日の丸寫眞館

日の丸寫眞館。
瀬戸内海沿岸に位置する竹原の町並み保存地区の入り口に
ランドマーク的にそびえ建つ3階建ての木造建築。
看板の書体もレトロで味があります。

信号から奥に伸びる道の突き当たりにあるのは
朝の連ドラ「マッサン」で有名になった
ニッカウイスキー創業者竹鶴政孝の生家 竹鶴酒造です。

お酒を買って帰りたかったんだけれども、
あいにくこの日は閉まっていて買うことができませんでした。
バタバタ駆け足で廻ったというのもあるけど、
結局この町並みの中で1円も使うことがなかったのも、残念…。

こういう古い町並みを維持していくためには
たくさんの費用がかかるし、
住民の方々の努力や多少の犠牲があってのことだと思うので
それに敬意を表して、できるだけそこでお金を使いたいなと思うんだけれども、
お金を使う場所がなかなかないことが多いように思います。

美しい景観や町並みを収入源となる観光資源として残していくことの難しさを、
痛感させられます。

 

福住フライケーキ

広島で食べた美味しいおやつ、「福住フライケーキ」。
呉の商店街のアーケードの中にある小さなお店の店頭には人だかりができていて、
店内の大きなフライヤーでは次々と餡子を包んだ生地が揚げられていました。

1つ80円。
見た目は小さな餡ドーナツといった様相。

サクッとした歯ごたえのあと、
卵の風味が感じられるふわっとした生地に
上品な甘さの餡子が包まれていて、
見た目より油っこくなくて、2つペロッと完食しました。
素材も油もいいものを使っているのか、数時間たっても全く胃もたれもなし。

呉のソウルスイーツ、もっとたくさん買って帰ればよかったな。
ごちそうさまでした。

 

喫茶プリンス

竹原の古い町並みを歩いている時に、
レトロな風貌の喫茶店の入り口に貼り紙が貼ってあるのが気になって、つい足を止めました。

九月三十日をもちまして、閉店致しました。
五十八年間の、ご愛顧を、感謝申し上げます。
有り難う御座いました。
喫茶プリンス

58年といったら、親子3代で通っていた常連さんがいてもおかしくないくらいの長い年月。

「きっとオーナーも何度か代替わりして、続いてきたお店なんだろうな」
と、数枚シャッターを押してその場を後にしました。

旅から帰ってきてからもなんとなく気になって
ネットで調べてみたら、
どうやらこの喫茶店のマスターは
昨年の9月に90歳になるまで現役で切り盛りしていたという記事をみつけました。
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9J3CSPJ9JPITB003.html

好きなことで58年も商売を営み続けてこられたんだ。
なんと素晴らしい!


お店の前の花壇も丁寧に手入れされていたので
きっと今は元気で引退生活を楽しんでおられるのかな。
そうだといいな。

会ったこともない人が営んだ、入ったこともないお店だけれども、
なんだかとても温かい気持ちになりました。

キャンパス跡地で
お好み焼き

先週末、1泊2日で広島に行ってました。
目的はMr.Childrenの25周年アニバーサリーライブを観に行くことだったんだけど、
その前後の食のお楽しみもぬかりなく。

広島市内に到着してすぐに向かったのは「電光石火 東千田店」。
以前、広島駅前のお店で食べて美味しかったので、再訪です。

鉄板でキャベツをふんわりと小高く盛ってじっくり火を通し、
仕上げは溶き卵でまあるい形にオムレツ包みにする、
新しいタイプの広島のお好み焼き。
私が頼んだ看板メニュー「電光石火」は大葉が入っていて、
キャベツの甘みと大葉の香りが口いっぱいに広がり、
見た目のボリュームとは裏腹に、さっぱりとした食感。
そして広島焼き特有のイカ天がいい仕事をしています。
友達が食べてた「たっぷりチーズ」もおいしそう。
ごちそうさまでした!


驚いたことは、
このお店が入っている商業テナントは
かつての広島大学東千田キャパスの跡地に建っていたということ。
2階の駐車場からは、旧理学部の校舎が見えました。

広島大学は、私が高校時代に第一志望だった大学。
なので、被爆建物でもあるこの校舎は、
進研ゼミや蛍雪時代など受験情報誌でよく目にしていました。
センター試験の数学で大失敗してしまったので結局受験はしなかったんだけど、
まさかこんな形で再会するとは不思議な気分。

広島大学は東広島にキャンパスを移転したため、
この建物以外の古い校舎はすべて壊されて、
キャンパス跡地には大きなマンションが建っていたり、
一部が公園になっていたりしました。
随分とこの辺りの雰囲気が変わっていたことに、時の流れを感じました。

 

ローマから続く縁

10年以上前、バックパックを背負ってヨーロッパを放浪していた時に
ローマで出会った友達が、来月からモルディブへ赴任することに。

彼女の実家は福岡、私は徳島と、
日本国内でも決して近い距離ではないのに、ずっとご縁が続いている大好きな友達。
福岡でもたくさん遊んでもらったし、
徳島にも来てくれたし、神戸で待ち合わせして遊んだり、
イタリアだけじゃなく、日本のあちこちで共に過ごしたたくさんの思い出があります。

仕事の都合で彼女が4年前に高松に赴任してきて
ようやく近くに来たと思っていたけれども、
お互い仕事が忙しく、会うことができたのは指折り数えるくらい。
住んでる距離の近さって、意外と会う頻度に影響しないものだと思うことが、よくあります。

研修やら出国の準備やらでものすごく忙しいのに徳島に寄ってくれて、一緒にランチ。
お互い肩書きも仕事も持たない ただの身軽な旅人として出会った頃から
変わったこともあれば、変わらないこともあるけれど、
いつどこで会っても変わらない関係がこうして続いていることが、本当にうれしく思います。
短いけれども、濃密で楽しいひとときでした。

その後、彼女は高松に寄って、
実家のある福岡からシンガポール経由でモルディブに行くとのこと。
徳島駅前でバスを見送りながら、この道は世界のどこにでも繋がってるんだなと思いました。
寂しい気持ちはあるけれど、また元気で会える日が楽しみです。

次はどこで会えるかな。

写真は、出会ったローマの安宿の中庭にて。

山手線

高校生の時に学校で習った知識なんて
大学受験が終わるとすぐに忘れてしまったけれども
授業中に先生が話してくれた他愛もない余談は
意外とずっと覚えてたり、ひょんな時に人生の役に立ったりすることがあります。

「夜行バスで東京に早朝に着いて、
お金を使わずに時間つぶしたかったら山手線に乗るといい」

という社会の先生の話も、そんなひとつ。

飛行機に乗るお金がなかった若かりし頃、
この言葉を思い出して、何度助かったか。

「東京は降りる駅によってカルチャーが全然違う。
駅によって乗り降りする人の雰囲気も変わってくるから観察するとおもしろい」

といった話も、
電車が走っていない田舎に住む高校生にとっては新鮮で
東京という都市を知るのに、ずいぶん役立ちました。

ゴールデンウィークの山手線で
空いた車内のシートを陣取って気持ちよさそうに熟睡している人を見かけた時、
ふと、その先生のことを思い出しました。

浜松町 AM9:00

ちょうど1週間前の金曜日に見た景色。
平日の朝は通勤の人たちでごった返しているJR浜松町駅も
ゆったりとした時間が流れていました。

ゴールデンウィークに東京に行ったのは、恐らく初めて。
電車も街もいつもよりうんと空いてて、
田舎者にはとても快適に感じました。

これからゴールデンウィークの選択肢のひとつとして
観たいものを見に、東京へひょいっと行くのもいいなと、ふと思いました。

しかしこの頃本当に物欲がなくて、
3日間の東京滞在で買ったものは
消耗品の化粧スポンジとソールライター展の図録のみ。

そして、エンゲル係数は高めの旅でした。

 

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