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a day in my life

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Category: おいしかった (page 1 of 8)

トングウのパン

先日、岡山の児島で友人たちと会う機会があり、
その時総社市から来た友人がお土産としてみんなに配ってくれたのが
「トングウ」のあんぱん。

なんとも言えないレトロなパッケージ。
このパンを売っているパン屋さんは総社駅前にあり、
総社市民はみんな知っているとのこと。
いわば総社のロングセラー地スイーツ。

「ちょっと温めて食べるのがおすすめ」という彼女の言葉に習って、
蒸し器で少し温めて頬張ると、
揚げパンの生地がモチモチしていて、
シナモンの香りがふわっと鼻を抜けます。
こし餡もほどよい甘さで、ペロッと食べてしまいました。

奇しくもこの週末のブラタモリでも総社を訪れていたし、
なんだか総社が一気に気になる土地になりました。

中津川の栗きんとん
食べ比べ

中津川は栗きんとん発祥の地。
ずいぶん昔に「すや」の栗きんとんをお土産にいただいて
あっさりと素朴でシンプルながらも
栗の風味が口いっぱいにふわっと広がる味わいに、とても感動しました。

そして、栗の季節になると
中津川では多くの菓子店がその腕を競うように
栗きんとんをはじめとした、趣向を凝らしたさまざまな栗菓子が
発売されるということを知りました。

とはいえ、中津川から遠く離れた四国に住んでいたら
なかなかそれらを口にする機会に巡り会うことができません。

「いつか栗きんとん発祥の地で、栗の季節に栗きんとんを食べ比べしてみたい」
そんな積年の夢が、ようやく叶いました。

「すや」 と「川上屋」。
中山道沿いにある ふたつの老舗人気店の栗きんとんを食べ比べ。


「すや」の方は栗のつぶつぶがたくさん入っていて、
その食感と栗の素朴な風味がしっかり感じられるのが特徴的でした。
「川上屋」の方はていねいに裏ごしされてて、よりなめらかな食感。
どちらもとても美味しかったけど、私はより素朴な味わいの「すや」が好みかな。

中津川の町並みを見渡せる絶景スポットでいただく栗きんとんは格別でした。

オンラインショップで注文もできるようだから、
来年からは毎年秋の楽しみとしてお取り寄せしてみようかな。
それぞれのお店で自分や家族へのお土産として買った栗菓子も秀逸な味でした。

すや
http://www.suya-honke.co.jp/
季節限定の「栗蒸し羊羹」も最高に美味しかった!

川上屋
http://www.kawakamiya.co.jp/
炊き上げた栗に栗きんとんをまぶした「嬉しの栗」は見た目にも楽しく美味

蕎麦 みづ乃

岐阜で食べた美味しかったもの。
いや
岐阜で食べたかった、美味しいもの。

それは、蕎麦。

最近、旅先で必ず探すのが蕎麦の名店。
そして、岐阜県は食べログの「そば百名店」にも
たくさんのお店がランクインするほど、蕎麦の良店が多い土地柄。

岐阜の友達にも
「美味しい蕎麦を食べたい」とリクエスト。

いくつかピックアップしてくれたお店のどれも美味しそうで
目移りした中で選んだのが、多治見の「蕎麦 みづ乃」。

今回の旅では友達が車を出してくれるので、
“せっかくなので車じゃないと行けないところ”
というのが選んだ理由だったのだけれども、

「え!?こんなところにお店があるの?」

と思うような高台の住宅地にその店はありました。

開店直前に駐車場に着くと、店の前にある駐車場は私たちの車が入ると満車に。
暖簾をかけに出てきたスタッフさんに招き入れられたのが、
洋風の洒落た装いの住居を改築した建物でした。
店内には出窓や吹き抜けから明るい光が降り注ぎます。

1日10食限定の「田舎蕎麦」を注文。
そして出てきたのが、見た目がとても好みの粗挽きの蕎麦。

最初は塩でいただくと、
新そばならではの豊かな蕎麦の香りがふわっと鼻を抜けました。
これはレベルが高い!!

もちろん、つゆとのバランスも絶妙でした。

あっという間にペロリと平らげ、最後の蕎麦湯も好きなとろみ具合。
大満足の一皿でした。

連れて行ってくれてありがとう!

蕎麦 みづ乃
〒507-0008 岐阜県多治見市希望ケ丘3丁目12番地
11:30〜15:00
月曜定休
https://tabelog.com/gifu/A2103/A210301/21017897/

五箇山豆腐

五箇山では人気のお蕎麦屋さんで昼食をとりました。

お蕎麦とともに頼んだのが「五箇山豆腐」。
堅くて大豆の味がぎゅっと凝縮された濃厚な味わい。
いわゆる”堅豆腐”で、祖谷の”岩豆腐”にも似ていました。
http://459magazine.jp/food/13816/

そういえば、五箇山も祖谷と同じく、平家の落人伝説が残る場所。
遠く離れた四国と北陸のそれぞれの山奥が、
もしかしたら歴史的に何か繋がっているのかもしれません。

拾遍舎
〒939-1914 富山県南砺市上梨747
https://tabelog.com/toyama/A1605/A160502/16000019/

大門素麺

地元のスーパーを覗くのは、旅先の楽しみのひとつ。
富山駅前のスーパーは、こじんまりしているけれども、土産物も充実してるし、
鮮魚やお惣菜コーナーは富山ならではのものもたくさん並んでいて、見応えがありました。

風合いのある紙と懐かしいレトロなデザインに惹かれて手を取ったのが、
「大門(おおかど)素麺」。
印象的なこのパッケージ。
そういえば、以前仕事をご一緒した人がこの素麺が好きでお取り寄せしていると
スマホで写真を見せながら話をしていたのを思い出しました。

それならば、きっと美味しいはず。
乾麺だし日持ちもするので、いくつかまとめて買って帰りました。


先日読んだ「美味しんぼ84巻日本全国味めぐり 富山編」でも、
この大門素麺のことが紹介されていました。

富山県西部に位置する砺波市の大門地区で、
農家の冬の閑散期の仕事として、江戸時代から伝わる手延べ素麺。
「美味しんぼ」によると、機械化が進んだとは言え工程の多くが手作業、
そしてほとんどの生産者が夫婦で素麺づくりをしていて、
そのあうんの呼吸が大門素麺の味づくりに欠かせないと、描かれていました。

最盛期には60軒以上の農家が手がけていた大門素麺も、
現在は十数軒となったそう。
そしてパッケージには生産者の名前が書かれています。
それぞれの生産者によって味わいも異なるのだとか。
今回私が購入したのは末永利明さんが作られたもの。


包みはテープや糊を使わず、紐で閉じられています。


中には、丸く曲げられた麺が4束入っています。
この形状から「まるまげ素麺」とも呼ばれるのだそう。


ゆでる前に一束を真っ二つに割るように、パッケージの裏面に書かれています。
それをちゃんと読まず、最初はそのまま茹でてしまった私。
麺がとても長くて食べづらかったくて、せっかくの麺の美味しさが半減…。
絶対にこの工程を忘れないようにしましょう。


今度は忘れず、リベンジ。
割るとこんな感じ、そして茹だるとちょうどいい長さになります。

茹で時間は約3分。
お湯が沸いてきたら差し水をして、また沸いてきたらザルにあげ、冷水でしっかりもみ洗いをしたら完成!


美しい麺。
コシがあって、熟成した小麦の味わいをしっかり感じます。
半田素麺や小豆島素麺よりあっさり上品な味わいで、これもとても好みです。
どうやら、伸ばす工程で油を使っていないからのよう。
これも我が家の定番の麺のひとつになりそうです。

9月に友人とまた富山を再訪する予定なので、
今度はもっとたくさん買ってこようと思います。

蕎麦味噌を作ってみた

2019年も折り返し。

年度末に元号改元にゴールデンウィークの10連休にと、
いつも以上に盛りだくさんに感じた今年の前半。
ただただ時の流れの速さに圧倒されっぱなしのこの頃です。

年度の終わりに
「月にひとつ、お持たせに持っていける料理を作る」
というささやかな目標を立てました。
http://www.pecograph.com/note/?p=8521

4月はスパイスカレーづくりに挑戦。
http://www.pecograph.com/note/?p=8619
まだまだ自信を持って人様にふるまえるようなものは作れないけれども、
スパイスはすっかり私の食卓に根付いてきました。

5月は「蕎麦味噌」づくりに挑戦しました。
蕎麦屋で蕎麦前としてよく頼むメニューのひとつ。
蕎麦味噌を舐めながら日本酒をちびりとやるのは、たまらないひとときです。

これを自分でも作れないかレシピを調べたところ、
どうやら徳島の郷土料理でも使われる”そば米(そばの実)”を使って
簡単にできるよう。

早速ストックしてあったそば米といつも使ってるお味噌で作ってみました。
レシピの備忘録です。

そば米—1カップ
くるみ—適量
味噌—大さじ4
みりん—50CC
お酒—60CC
砂糖—大さじ1
青ネギ—好みで

1.そば米を炒ります


厚手の鍋でそば米を乾煎りします。
パチパチと音を立てはじけ、香ばしい香りがしてきたら一旦お皿にあげます。

2.お酒と味醂を沸騰させます

鍋にお酒と味醂を沸騰させ、アルコール分を飛ばします。

3.味噌と砂糖を鍋にいれます


お味噌を入れなじんだら砂糖を入れます。

4.そば米とくるみを投入


そば米と小さく刻んだくるみを鍋に入れ火を通します。
好みでねぎをいれてもいいかも。
そして小さなしゃもじにそば味噌を塗って、グリルで焦げ目がつくまで火を通して完成です。

初めて作ったにしては、まずまずの完成度。
もう少し甘みを調整するとより好みの味に仕上がるように思いました。


合わせたお酒は、山口県岩国市で作られている「雁木」の無濾過生原酒

蕎麦味噌は保存もきくし、
見た目は地味だけどちびりちびりとお酒を愉しむのにもってこいなので
いつか堂々とお持たせとしてもっていけるよう
何回か作ってレシピの精度をあげたいと思います。

そして6月は新しいレシピに何も挑戦することができず…。
というか自炊もままならない毎日でした。

7月は何か新しいレシピに挑戦してみたいと思います。

寺島酒店

富山の旅1日目の夜に楽しい時間を過ごさせてもらった中嶋さんに、
「富山の美味しいお酒を買うことができるお店はどこ?」と尋ねて、
教えてもらったのが、寺島酒店。

中嶋さん(http://www.pecograph.com/note/?p=9152
のすすめなら間違いないと、
富山駅から2kmほど東南に位置する住宅街まで、自転車を走らせました。

お店には店主の寺島圭吾さんがいらっしゃいました。
中嶋さんの紹介で来たことを伝えると、
熱心に富山のお酒のことを教えてくださいました。

「自転車だけど、ちょっとだったらテイスティングしていけるよね?」
とのお誘いには二つ返事でOK。
このテイスティングがこれまで経験したことがないユニークなものでした。

まずは、ふつうにテイスティング。
そしてそのお酒に酸味を加えたり、米の旨味を加えたりしてブレンドします。
すると、お酒の味わいがガラッと変化していくのです。
おもしろい!

昭和47年につくられた古酒をほんの少しブレンドすると、
深みのある豊かな味わいにグッと変化しました。

寺島さんは”日本酒合組師”としても長く活動されていて、
料理や素材に合う日本酒をブレンドして作る”ブレンダー”を育てる仕事もされているそう。
「合組酒(ごうぐみしゅ)」という言葉自体を初めて聞いたけれども、
確かにワインやウイスキーのようにブレンドすることで、
日本酒の愉しみ方はもっと多様化し、敷居も低くなるように思います。

寺島さんはとにかく博識。
お酒のことだけに限らず、富山の食・歴史にもとても精通していて
グイグイと話に引き込まれます。
聞くと、「美味しんぼ」の富山シリーズでは案内役も勤めたのだとか。

「お酒《を》語るのではなく、お酒《で》語ることが大事」
「地《酒》ではなく、地《人》」

会話の端々から、含蓄のある言葉が次々と出てきます。
寺島さんの話が楽しいのは、
お酒のうんちくを語っているのではなく、
お酒を通して、ものごとについてやそれに対するご自身の考えを
きちんと自分の言葉で伝えているからなのだと思いました。

迷いに迷って、自分へのお土産に選んだのはこの4本。
クール便で送ってもらいます。

気付けば時計の針はぐるりと1周半。
そして、寺島さんからさらにうれしいお誘いをいただいたのです。
つづく。

 

神通町「田村」

旅先で美味しい蕎麦屋を探すのが、この頃の旅の楽しみのひとつです。
蕎麦が好きだというのも理由のひとつだけれども、
蕎麦前でその土地の食材を使った料理や、地元のお酒が愉しめるから。

富山で目をつけていたのが、神通町にある「田村」。
http://www.j-tamura.jp/

水墨美術館を訪れた後、
開店時刻に合わせて訪れたにも関わらず、既に満席。
さすがの繁盛店ぶり。

順番待ちのため1時間ほど時間を潰して再訪すると
洒落たインテリアの落ち着いた店内に案内してくれました。

蕎麦前には白海老とホタルイカの天ぷらと、
富山の酒蔵「三笑楽」の純米酒をオーダー。
富山の錫プロダクトブランド「能作」の錫の片口に入れてでてきました。
つきだしに出された春の山の幸こごみの
ほろ苦い味わいもお酒によく合います。
蕎麦好きの酒呑みの好みのツボを押さえています。

こちらのお店では、
打ち粉にもつなぎにも小麦粉を全く使わない
純十割蕎麦のみを提供しています。
そして、
蕎麦粉の産地で蕎麦を選ぶことができるという、こだわりぶり。

北海道、越前蕎麦の福井、九州とさまざまな産地に目移りするけれど、
ここはやはり地元富山産をセレクトしました。

つやつやで、見た目にもべっぴんさんのお蕎麦を、
はじめは酵素塩でいただいて風味と香りを愉しみます。

そして、出汁につけていただき、
最後は山椒香味油を少し垂らしていただきました。

〆の蕎麦湯も好みのとろみ加減で、至福のひととき。
後から振り返ると、もう一枚違う産地で頼んでいてもペロッといけたかも。
それだけがちょっと心残りです。
でもまた機会があったら来たいと思う、良き蕎麦屋でした。

お会計を済ませて外に出ると、さっきよりも更に行列が伸びていました。
評判の蕎麦屋はできるだけ開店前に店に並ぶのが鉄則だと、改めて思いました。
ごちそうさまでした。

 

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