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a day in my life

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Month: 8月 2017 (page 1 of 2)

福住フライケーキ

広島で食べた美味しいおやつ、「福住フライケーキ」。
呉の商店街のアーケードの中にある小さなお店の店頭には人だかりができていて、
店内の大きなフライヤーでは次々と餡子を包んだ生地が揚げられていました。

1つ80円。
見た目は小さな餡ドーナツといった様相。

サクッとした歯ごたえのあと、
卵の風味が感じられるふわっとした生地に
上品な甘さの餡子が包まれていて、
見た目より油っこくなくて、2つペロッと完食しました。
素材も油もいいものを使っているのか、数時間たっても全く胃もたれもなし。

呉のソウルスイーツ、もっとたくさん買って帰ればよかったな。
ごちそうさまでした。

 

喫茶プリンス

竹原の古い町並みを歩いている時に、
レトロな風貌の喫茶店の入り口に貼り紙が貼ってあるのが気になって、つい足を止めました。

九月三十日をもちまして、閉店致しました。
五十八年間の、ご愛顧を、感謝申し上げます。
有り難う御座いました。
喫茶プリンス

58年といったら、親子3代で通っていた常連さんがいてもおかしくないくらいの長い年月。

「きっとオーナーも何度か代替わりして、続いてきたお店なんだろうな」
と、数枚シャッターを押してその場を後にしました。

旅から帰ってきてからもなんとなく気になって
ネットで調べてみたら、
どうやらこの喫茶店のマスターは
昨年の9月に90歳になるまで現役で切り盛りしていたという記事をみつけました。
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9J3CSPJ9JPITB003.html

好きなことで58年も商売を営み続けてこられたんだ。
なんと素晴らしい!


お店の前の花壇も丁寧に手入れされていたので
きっと今は元気で引退生活を楽しんでおられるのかな。
そうだといいな。

会ったこともない人が営んだ、入ったこともないお店だけれども、
なんだかとても温かい気持ちになりました。

キャンパス跡地で
お好み焼き

先週末、1泊2日で広島に行ってました。
目的はMr.Childrenの25周年アニバーサリーライブを観に行くことだったんだけど、
その前後の食のお楽しみもぬかりなく。

広島市内に到着してすぐに向かったのは「電光石火 東千田店」。
以前、広島駅前のお店で食べて美味しかったので、再訪です。

鉄板でキャベツをふんわりと小高く盛ってじっくり火を通し、
仕上げは溶き卵でまあるい形にオムレツ包みにする、
新しいタイプの広島のお好み焼き。
私が頼んだ看板メニュー「電光石火」は大葉が入っていて、
キャベツの甘みと大葉の香りが口いっぱいに広がり、
見た目のボリュームとは裏腹に、さっぱりとした食感。
そして広島焼き特有のイカ天がいい仕事をしています。
友達が食べてた「たっぷりチーズ」もおいしそう。
ごちそうさまでした!


驚いたことは、
このお店が入っている商業テナントは
かつての広島大学東千田キャパスの跡地に建っていたということ。
2階の駐車場からは、旧理学部の校舎が見えました。

広島大学は、私が高校時代に第一志望だった大学。
なので、被爆建物でもあるこの校舎は、
進研ゼミや蛍雪時代など受験情報誌でよく目にしていました。
センター試験の数学で大失敗してしまったので結局受験はしなかったんだけど、
まさかこんな形で再会するとは不思議な気分。

広島大学は東広島にキャンパスを移転したため、
この建物以外の古い校舎はすべて壊されて、
キャンパス跡地には大きなマンションが建っていたり、
一部が公園になっていたりしました。
随分とこの辺りの雰囲気が変わっていたことに、時の流れを感じました。

 

藍のけしき

阿波藍のアートプログラム藍のけしきに参加しました。

白い布を徳島県内の藍染協力施設や工房へ行って染め、
染めた布を穴の開いた箱に入れて数ヶ月共に過ごし、
それぞれの暮らしの中で
光や空気に触れて「けしき」が変化した布を集めて
「藍のけしき」として、ひとつの空間を構成するとのこと。

県内はもとより、県外や海外からも多く参加していると聞いて
徳島の「藍」への関心の高さが伺えます。

染める工房は自由に選べるので、
私は「あおあお」の藍の取材でお世話になった
藍染作家の梶本登基子さんの工房にお邪魔させていただきました。

佇まいが素敵な梶本さんの工房は
20年前に友人が勤めていた設計事務所が設計したもの。

その友人も一緒に行ったので
昔話にも花を咲かせつつ、
賑やかに白布を藍色へと染めていきます。

これまで何回も藍染はしたことはあるけれど
素手で甕に手を入れるのははじめて!
1週間前に藍建てをしたばかりという藍液は
ぬるんと冷たくて気持ちよかったです。

1分間甕に布を入れて、
そのあと水洗いという作業を10回繰り返し、
かなりしっかりとした濃い色に染め上げました。

みんなの手もいい感じに染まりました。
友達はこの後 爪にトップコートを塗って、藍色ネイルとして楽しんでるそう。
やるなぁ!
http://blog.livedoor.jp/aya0201fuu1028/archives/52113988.html

この箱に入れた藍布がどんな風に変化していくのか、楽しみです。

今はリビングの棚に飾ってるけど、
車のダッシュボードに置いて強い日差しをたっぷり浴びさせてみてもおもしろいかも。

徳島が育んできた藍を身近に感じることができるこのアートプログラム、
どんな「藍のけしき」が完成するのか、今からとても楽しみです。


I participated in an art program “Ai no Keshiki”.
https://www.facebook.com/awabunkaschool/

“Ai” means indigo in Japanese.
Awa Indigo is a well-known indigo dye produced in the Tokushima region where I live in.
I dyed a piece of cloth deep blue with Awa indigo.

The cloth is put in the box which has small hole.
I live with the box for 4month and enjoy the changing of the color.

More than 400people participate in the art program,not only Japanese people but also foreign people who live oversea!
After 4month,all clothes are collected and an artist make a art by using the clothes.
I’m looking forward to see it.

 

 

「この世界の片隅に」

何度も見逃してきた「この世界の片隅に」を、ようやく観ることができました。

写真は、主人公のすずと夫の周作が初めて出会った相生橋。
2つの橋がT字に組み合わさったユニークな形は、
原爆投下の目標地点にされたと言われています。
左手前に写ってるビルの向こうには原爆ドームがあります。

広島市や呉市に隣接する東広島市に住んでいたことがあるので、
江波、草津、古江、灰ヶ峰といった耳馴染みのある地名や
丁寧に描かれてた見覚えのある風景にとても懐かしい気持ちになり、
ぐいぐいとストーリーに引き込まれていきました。

だからこそ、
そこでつつましく暮らしていた人々の日常にじわじわと戦争の影が忍びより、
多くのものを奪っていくのが、ものすごくリアルな感覚で迫ってきました。

そして、
「この世界の片隅に」というタイトル込められた
原作者や監督の思いに心を馳せてみました。

先の戦争から70年以上も経ったのに、
今でも世界のあちこちで同じようなことが起きているということ。
平和ボケして現在身近で起きていることに無関心でいることの恐ろしさや
同じような間違いを繰り返してしまう人間の愚かさ。
けれども、
どんな状況でも生きようともがく人間の健気で美しい姿。
いつの時代も、すべての命は等しく尊いものであるということ。

そういったことを、
この映画を通して改めて考えさせられました。

映画館でこの作品を観ることができてよかったと思うし、
また原作も読んでみたいと思いました。


2015年8月 相生橋上にて

阿波踊り
昼間のまちなか観光案内

阿波踊り最終日に姫路から友達がやってきました。

彼女はもう何回も徳島に来ているけど、
阿波踊り期間中に来るのは初めて。

直前にひょこっと決まった予定だったため
夜は私の仕事の都合がつかなかったんだけれども、
せっかくなのでリピーターの彼女にもこの時期の徳島を楽しんでもらおうと
昼の間だけご一緒させてもらいました。

意外と阿波踊り期間中の昼間に
街中で時間を潰すための情報がまとまって載ってないので
メモっておきます。

津田の盆踊り
徳島市東部の港町 津田地区で行われる盆踊り。
テレビのニュースで見たことはあっても、
実際に見るのはこれがはじめて。

かつて漁師町だったこの地区で
海で遭難した人々に捧げる死者鎮魂の精霊踊りとして生まれた踊りで
阿波踊りの原型になっているとも言われます。

地元の保存会の人たちによって受け継がれていて
毎年徳島城博物館で披露されているそうです。
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/isomoto/column/tudanoboniodori.html


博物館の庭で踊りを披露してくれた後は館内の舞台で
観光客と一緒に乱舞。
この日の夜、津田の町でこの盆踊りと精霊流しが行われるとのこと。

踊りを見終えた後は、旧徳島城表御殿庭園を散策。
石の使い方がとってもカッコイイ滋味溢れる庭園です。
江戸時代に繁栄していた徳島の歴史を感じることができる
好きな場所のひとつです。
http://colocal.jp/odekake/32715.html

この日、私たちはお昼をまだ食べてなかったので
ごはんを食べに徳島城址公園を離れたけれども
もしすでに食事を済ませていたなら
公園のすぐ側にある茜庵のかき氷をおやつにするのもおすすめ。
http://www.akanean.com/shop/index.html

にっぽん氷の図鑑で「ベスト抹茶氷」と評された
ふわふわで粉雪のような抹茶味のかき氷が楽しめます。

 

遅めのお昼ごはんは
「豆天玉が気になる」というリクエストにお答えして
「はやしのお好み焼き」へ。
https://tabelog.com/tokushima/A3601/A360101/36000129/

ちょうどいいタイミング(15時過ぎ)だったようで
行列に並ばず席に着くことができました。

「豆天玉」は金時豆と小海老を油で揚げた天ぷらをお好み焼きにしたもの。
徳島のB級グルメとしてこの頃有名だけれども
実は私はふだんはあまり食べることはありません。

なので、「豚チーズ玉」と「豆天玉」をオーダーして
半分こして食べることにしました。

カウンターの鉄板の上では手際よく次々に焼かれていってます。
この日のこの時間帯は観光客よりも
地元の常連さんやお持ち帰りが多かったように思います。
お店を後にする頃にはお店の外まで行列ができてました。

その後、ひょうたん島クルーズへ。
http://www.awanavi.jp/spot/2013032504970/
こちらもラッキーなことに少し待ったらすぐに乗船できました。

徳島は川の街。
徳島市の中新聞を流れる2つの川に挟まれた地域の形が「ひょうたん」に似ていることからついたこの名称。
このひょうたん島をぐるっと一周するクルーズがたった200円で楽しむことができます。
川風が気持ちいい!


川沿いでやってるマルシェを冷やかしながら
東新町で流しで踊ってるのをチラッと見て、
徳島そごう前へ
特設会場で有名連が踊っているのを観覧。


コーヒーブレイクにたかしまコーヒー店へ。
https://tabelog.com/tokushima/A3601/A360101/36000656/

ここは私が高校時代から通っている老舗の喫茶店。
ホットサンドがおいしいんだけれど
まだお好み焼きが胃袋に残ってたので、ドリンクのみで。
価格も良心的で、いつ来ても落ち着きます。

そして18時から四国電力前に設けられた無料桟敷席
お気に入りの阿呆連が出演するということで15分前に移動。
立ち見だったけれども一番前で観ることができました。

阿呆連の踊りはやっぱり好きだなぁ。
今年もこうして観ることができてよかったです。

と、ここでタイムアウト。

彼女はチケットを取っていた有料桟敷席へ、
私は仕事をするために帰宅。

短い時間だったけれども
観光客目線で非日常な自分の住む街を楽しむことができました。

毎年こうやって県外から誰か友達が阿波踊りを観に来てくれるのは本当にうれしいし、
大きなお祭りのある街に住んでてよかったなと、いつも思います。

 

お盆のつどい

お世話になった方の7回忌がまもなくということで
お盆に懐かしいメンバーで集まって、
生前よく連れて行ってもらったお店にごはんを食べに行きました。

外から聞こえて来る よしこのの音をBGMに
話は尽きません。

昔話だけじゃなく、
これからのこともいろいろ話せて楽しかった!

故人と最後に会ったのが、6年前のお盆休みに入る前。
夕焼けに染まったうろこ雲を一緒に見ながら
「阿波踊りが終わったら秋が来るなぁ」と、
他愛もない話をしていたことを思い出します。

まさかそれが最後になるなんて、その時は思ってもいませんでした。

こうやってみんなで元気に会える時間が
少なくともあと20年くらいはずっと続きますように。

 

 

阿波踊りの舞台袖

今年の阿波踊り期間中は
スピッツのライブを観に行ったり
早くから地元の友人たちとの予定があれこれ入ったりしていたので
桟敷のチケットも取らず、
街に出かけたタイミングでチラッと見るくらい。

思えば、大学を卒業して以来
毎年県外から誰か友達が遊びに来てくれていたので
こんなにのんびり過ごすお盆も初めてかも。

街に出るときに
なんとなくカメラを持って出かけたので
行き帰りにちょこちょこシャッターを押してみました。

桟敷が阿波踊りの「舞台」なら、
これらの風景は「舞台袖」って感じかな。

今回気になったのは、
市役所前演舞場と紺屋町演舞場の空席が目立ったこと。

阿波おどり4億円超の大赤字」というセンセーショナルな記事が数ヶ月前に出ていたけれども、「これはちょっと…」という気持ちになりました。

こんなに空席が多かったら、踊る方も気持ちが少し萎えてしまうんじゃないだろうか。
そしてせっかく遠くから来てくれた観光客も盛り上がりに欠けた雰囲気に、違和感を感じるのではないかと思いました。
この4日間に向けてずっと練習を続けている踊り子や鳴り物の担い手の方々は
私はある意味、地元の大切な文化の伝承者だと思ってます。

その人たちが最高のテンションでパフォーマンスでき、
観に来た人にそれを楽しんでもらえる環境を
ハード面だけじゃなくソフト面
..というか、もてなす側の気持ちもしっかり整えていかないと
どんどん文化が形骸化して観光イベント的要素ばかりが強くなってしまうのではないかと、心配になりました。

この20年くらい、毎年ずっと観に行ってるけど、
年を経るごとに明らかに人出も少なくなってきていると感じるので…。

まあ、ただの「見る阿呆」の戯言だけど。

そんなことを思った2017年の阿波踊りでした。

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