2度目の富山への旅、2日目。

富山市から南西方向へレンタカーを走らせ、
山の中へと入っていきます。

楽しみにしていた場所の一つがこの「散居村展望台」。
展望台からは、屋敷林のある住居が点在する散居村が一望できます。

“散居村”とは、広大な耕地の中に民家が散らばって点在する集落形態のこと。

富山西部を流れる庄川と小矢部川の2つの大きな川の扇状地として発達した砺波平野は
かつて、たびたび洪水に見舞われていたそう。

そのため、ここを開拓した先人たちは
洪水を避けるため少し高いところを居住地として選び、
自分たちの家の周りに水田を開墾していきました。

家の周りに水田があることで
田植え後の朝夕の水の管理、施肥などの管理、刈り取ったあとの稲の運搬など、
日常の農作業をするのに効率が良い、というのがその理由だといいます。

そして、それぞれの農家が散在して家を建て、
風や雪から家を守るために宅地の周りに屋敷林をめぐらしたことから
このような“散居村”が生まれたのだそう。

前回富山に来た時は立山に向かう道すがらいくつかの屋敷林を見たけれど、
展望台から見える砺波平野には見渡す限り屋敷林を備えた民家が点在していて、
その風景に感動しました。
人間の知恵や営みは尊く、そうして考え抜かれて産み出されたものは美しいのだなと。

風土と先人の知恵によって育まれた、美しいこの風景がどうかいつまでも続きますように。

となみ夢の平 散居村展望台
https://www.info-toyama.com/spot/41093/

富山の原風景「屋敷林」
http://www.pecograph.com/note/?p=9351