朝、センター試験に向かう高校生たちとすれ違う。
自分が受験してからもうずいぶんと経つのに、この時期になると未だにあの時のきゅっと胃が締め付けられるような緊張感とほろ苦い気持ちを思い出す。

試験1日目は確か英語と数学。
極度の緊張で、得意科目だった英語も力を出し切れず、苦手な数学では燦々たる結果に。

青春の貴重な1年間をこの試験のためにすべてをかけてきたのだから、18歳の受験生にとっては「人生終わった」と感じるほどのショックな出来事。
翌日もまだ試験があるというのに、帰宅してからは食事もろくに喉を通らず 悔し涙がとめどなく溢れてきて止まらなかった。

そんな時、ふと手にした参考書か受験情報誌に書かれてあったのが、この言葉。

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「敵は連鎖反応。
負けるな焦るな、挽回できないミスはない」
———

他のどんな言葉より、心に響いた。

お陰で翌日の試験はほどよい緊張感を持って挑むことができた。
国語なんて、200点満点の196点というこれまで取ったことないような高得点!(えっへん)

数学が想定外の点数で志望校に行けなかったのは残念だったけど、2日目の結果のおかげで浪人せずに済んだと思ってる。
そして母校となる大学に入学し、いろんなことが繋がって今がある。

受験勉強で勉強した知識なんてとうの昔に忘れてしまったけど、受験勉強を通して学んだことってたくさんあったなと思う。

例えば
目標に向かって努力すること
それでもうまくいかなかった時に何を考えてどう動くのか
プレッシャーや緊張との付き合い方
などなど。

「努力してきたことが十分に発揮できますように!」
そんな気持ちで受験生たちを振り返り、手にしていたiPhoneでシャッターを切った。