新譜のアルバムを、こんなにドキドキしながら聴いたのはいつぶりだろう。
スガシカオの6年ぶりのアルバム「THE LAST」。

久しぶりのビニールに包まれたCDの封を開封する感覚。
そして歌詞カードをめくると、スガシカオが「言葉の師匠」と呼ぶ村上春樹のライナーノートが!

村上春樹は著書の中で「日本のポップスを聴いているとその歌詞の内容や文体にげんなりしてしまうが、スガシカオの書く歌詞はそれとはちょっと違った」と語るほどの、スガシカオのファン。
村上春樹の言葉に「うんうん、そうそう」と頷きながら、耳はスピーカーから流れてくる音の方へ。

1曲目から心をぎゅっと掴まれる。
人間の弱さ、死の匂い、どうしようもない絶望感、そして微かな希望を歌った最後の曲「アストライド」へと繋がっていく。
1曲1曲それぞれいいけれど、アルバムとしてのテーマの強さや完成度がすごい。
もうずっとヘビーローテーション。
やばいくらいの中毒性がある。

2011年に所属事務所から独立、インディーズでの活動を経ての2度目のメジャーデビューアルバム。

長年のファンにとってうれしいのは、クレジットにデビュー当時から長らく一緒に作品やライブをつくってきた人たちの名前があること。
いろんなことが頭をぐるっとよぎって、グッと胸が熱くなった。

作りたい音楽を作るために貪欲に挑戦し続け、このアルバムを完成させたシカオちゃんを、ただただ尊敬する。
このアルバム、たくさんの人に聴いてもらいたいし、数字としてもしっかり売れて欲しい。

言葉にしようとすればするほど陳腐になっていくんだけど、感じたことを拙いながらも自分の言葉で残しておきたかったので。

スガ シカオ、独立後の葛藤を語る「ほぼゼロに戻った」
http://www.oricon.co.jp/special/48608/

剥き出しのアルバム「THE LAST」誕生
http://natalie.mu/music/pp/sugashikao03

スガ シカオが明かす、“エグいアルバム”を作り上げた理由「音楽のドキドキ感だけは譲れない」
http://realsound.jp/2016/01/post-6031.html