今年の阿波踊り期間中は
スピッツのライブを観に行ったり
早くから地元の友人たちとの予定があれこれ入ったりしていたので
桟敷のチケットも取らず、
街に出かけたタイミングでチラッと見るくらい。
思えば、大学を卒業して以来
毎年県外から誰か友達が遊びに来てくれていたので
こんなにのんびり過ごすお盆も初めてかも。
街に出るときに
なんとなくカメラを持って出かけたので
行き帰りにちょこちょこシャッターを押してみました。
桟敷が阿波踊りの「舞台」なら、
これらの風景は「舞台袖」って感じかな。
今回気になったのは、
市役所前演舞場と紺屋町演舞場の空席が目立ったこと。
「阿波おどり4億円超の大赤字」というセンセーショナルな記事が数ヶ月前に出ていたけれども、「これはちょっと…」という気持ちになりました。
こんなに空席が多かったら、踊る方も気持ちが少し萎えてしまうんじゃないだろうか。
そしてせっかく遠くから来てくれた観光客も盛り上がりに欠けた雰囲気に、違和感を感じるのではないかと思いました。
この4日間に向けてずっと練習を続けている踊り子や鳴り物の担い手の方々は
私はある意味、地元の大切な文化の伝承者だと思ってます。
その人たちが最高のテンションでパフォーマンスでき、
観に来た人にそれを楽しんでもらえる環境を
ハード面だけじゃなくソフト面
..というか、もてなす側の気持ちもしっかり整えていかないと
どんどん文化が形骸化して観光イベント的要素ばかりが強くなってしまうのではないかと、心配になりました。
この20年くらい、毎年ずっと観に行ってるけど、
年を経るごとに明らかに人出も少なくなってきていると感じるので…。
まあ、ただの「見る阿呆」の戯言だけど。
そんなことを思った2017年の阿波踊りでした。
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