穴八幡宮で一陽来復のお札をもらったあとは、せっかくなので早稲田を散策してみました。
初めての街を歩いてみると、地図を見るだけでは分からなかった発見がいろいろあります。

早稲田の第一印象は坂が多い、ということ。
ゆるやかな坂がそこかしこにあって、起伏に富んでて驚きました。

これは夏目漱石の生家がある「夏目坂」。
ちょっと前に読んだ、
漱石が最後に執筆した随筆「硝子戸の中」でもよく出てきた場所で
穴八幡宮とは目と鼻の先でした。

坂の名前の由来は漱石からではなく、
かつてこのあたりの大地主であった漱石のお父さんが
勝手にこの坂に自分の名前を名付けて呼んでいたのが広まり、
「夏目坂」という名が定着していったのだとか。

早稲田駅から高田馬場駅まで、できるだけ裏道を歩いて、
こんな感じの小さな坂を登ったり、下りたり。

早稲田の学生が住んでいるであろう、一人暮らしのアパートも多かったです。
洗濯物を見かけるとついついシャッターを押してしまうのですが、変質者ではありません…!


立派な千鳥破風屋根の銭湯があったり。

コンクリート打ちっ放しの新しいワンルームマンションの横に、
味わいのある建物の中華料理店があったり。

2軒長屋の看板建築。
「網店」ってどんな網を売ってるんだろう?
緑のラックを背負ったUBER EATSも走っていました。
この道をまっすぐ進むと新宿伊勢丹の方にいくらしい。
そういえば早稲田も新宿区。

歩道に馬。

「早稲田大学があるのは高田馬場とい町で
その地名の由来は、昔その場所に流鏑馬場があったから」と
高校の時に早稲田大学出身の日本史の先生が言っていたことを、
ふっと思い出しました。
どうでもいいようなことも、ちゃんと記憶の引き出しに残ってて
ふとした時にひょっこり出てくるから不思議です。

都心の駐車場にデコトラ。
駐車場もものすごく高いだろうに、きっとものすごくトラックをデコるのが好きなんだろうな。

お昼はこの界隈で人気のお蕎麦屋さんでいただきました。
「手打ちそば もり」
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13006046/


カウンターだけの小さなお店。
蕎麦前のおつまみセットを頼むと、店主さんお手製のカラスミが出てきて、これが絶品でした。
置いてある日本酒も好み。
お蕎麦も喉越しが良く、繊細な味わいで、さすがの美味しさでした。
さらにうれしいのがお値段が良心的だということ。
初めての街でお気に入りのお蕎麦屋さんに出会うということは、
お昼から飲んでも許される自分の居場所を見つけたということ。
よって、街への親しみがグッと増してきます。

高田馬場駅が見えてきました。
黄色い西武線に乗って移動します。