旅先で美味しい蕎麦屋を探すのが、この頃の旅の楽しみのひとつです。
蕎麦が好きだというのも理由のひとつだけれども、
蕎麦前でその土地の食材を使った料理や、地元のお酒が愉しめるから。

富山で目をつけていたのが、神通町にある「田村」。
http://www.j-tamura.jp/

水墨美術館を訪れた後、
開店時刻に合わせて訪れたにも関わらず、既に満席。
さすがの繁盛店ぶり。

順番待ちのため1時間ほど時間を潰して再訪すると
洒落たインテリアの落ち着いた店内に案内してくれました。

蕎麦前には白海老とホタルイカの天ぷらと、
富山の酒蔵「三笑楽」の純米酒をオーダー。
富山の錫プロダクトブランド「能作」の錫の片口に入れてでてきました。
つきだしに出された春の山の幸こごみの
ほろ苦い味わいもお酒によく合います。
蕎麦好きの酒呑みの好みのツボを押さえています。

こちらのお店では、
打ち粉にもつなぎにも小麦粉を全く使わない
純十割蕎麦のみを提供しています。
そして、
蕎麦粉の産地で蕎麦を選ぶことができるという、こだわりぶり。

北海道、越前蕎麦の福井、九州とさまざまな産地に目移りするけれど、
ここはやはり地元富山産をセレクトしました。

つやつやで、見た目にもべっぴんさんのお蕎麦を、
はじめは酵素塩でいただいて風味と香りを愉しみます。

そして、出汁につけていただき、
最後は山椒香味油を少し垂らしていただきました。

〆の蕎麦湯も好みのとろみ加減で、至福のひととき。
後から振り返ると、もう一枚違う産地で頼んでいてもペロッといけたかも。
それだけがちょっと心残りです。
でもまた機会があったら来たいと思う、良き蕎麦屋でした。

お会計を済ませて外に出ると、さっきよりも更に行列が伸びていました。
評判の蕎麦屋はできるだけ開店前に店に並ぶのが鉄則だと、改めて思いました。
ごちそうさまでした。