地元のスーパーを覗くのは、旅先の楽しみのひとつ。
富山駅前のスーパーは、こじんまりしているけれども、土産物も充実してるし、
鮮魚やお惣菜コーナーは富山ならではのものもたくさん並んでいて、見応えがありました。

風合いのある紙と懐かしいレトロなデザインに惹かれて手を取ったのが、
「大門(おおかど)素麺」。
印象的なこのパッケージ。
そういえば、以前仕事をご一緒した人がこの素麺が好きでお取り寄せしていると
スマホで写真を見せながら話をしていたのを思い出しました。

それならば、きっと美味しいはず。
乾麺だし日持ちもするので、いくつかまとめて買って帰りました。


先日読んだ「美味しんぼ84巻日本全国味めぐり 富山編」でも、
この大門素麺のことが紹介されていました。

富山県西部に位置する砺波市の大門地区で、
農家の冬の閑散期の仕事として、江戸時代から伝わる手延べ素麺。
「美味しんぼ」によると、機械化が進んだとは言え工程の多くが手作業、
そしてほとんどの生産者が夫婦で素麺づくりをしていて、
そのあうんの呼吸が大門素麺の味づくりに欠かせないと、描かれていました。

最盛期には60軒以上の農家が手がけていた大門素麺も、
現在は十数軒となったそう。
そしてパッケージには生産者の名前が書かれています。
それぞれの生産者によって味わいも異なるのだとか。
今回私が購入したのは末永利明さんが作られたもの。


包みはテープや糊を使わず、紐で閉じられています。


中には、丸く曲げられた麺が4束入っています。
この形状から「まるまげ素麺」とも呼ばれるのだそう。


ゆでる前に一束を真っ二つに割るように、パッケージの裏面に書かれています。
それをちゃんと読まず、最初はそのまま茹でてしまった私。
麺がとても長くて食べづらかったくて、せっかくの麺の美味しさが半減…。
絶対にこの工程を忘れないようにしましょう。


今度は忘れず、リベンジ。
割るとこんな感じ、そして茹だるとちょうどいい長さになります。

茹で時間は約3分。
お湯が沸いてきたら差し水をして、また沸いてきたらザルにあげ、冷水でしっかりもみ洗いをしたら完成!


美しい麺。
コシがあって、熟成した小麦の味わいをしっかり感じます。
半田素麺や小豆島素麺よりあっさり上品な味わいで、これもとても好みです。
どうやら、伸ばす工程で油を使っていないからのよう。
これも我が家の定番の麺のひとつになりそうです。

9月に友人とまた富山を再訪する予定なので、
今度はもっとたくさん買ってこようと思います。