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Tag: 富山 (page 1 of 5)

大門素麺

地元のスーパーを覗くのは、旅先の楽しみのひとつ。
富山駅前のスーパーは、こじんまりしているけれども、土産物も充実してるし、
鮮魚やお惣菜コーナーは富山ならではのものもたくさん並んでいて、見応えがありました。

風合いのある紙と懐かしいレトロなデザインに惹かれて手を取ったのが、
「大門(おおかど)素麺」。
印象的なこのパッケージ。
そういえば、以前仕事をご一緒した人がこの素麺が好きでお取り寄せしていると
スマホで写真を見せながら話をしていたのを思い出しました。

それならば、きっと美味しいはず。
乾麺だし日持ちもするので、いくつかまとめて買って帰りました。


先日読んだ「美味しんぼ84巻日本全国味めぐり 富山編」でも、
この大門素麺のことが紹介されていました。

富山県西部に位置する砺波市の大門地区で、
農家の冬の閑散期の仕事として、江戸時代から伝わる手延べ素麺。
「美味しんぼ」によると、機械化が進んだとは言え工程の多くが手作業、
そしてほとんどの生産者が夫婦で素麺づくりをしていて、
そのあうんの呼吸が大門素麺の味づくりに欠かせないと、描かれていました。

最盛期には60軒以上の農家が手がけていた大門素麺も、
現在は十数軒となったそう。
そしてパッケージには生産者の名前が書かれています。
それぞれの生産者によって味わいも異なるのだとか。
今回私が購入したのは末永利明さんが作られたもの。


包みはテープや糊を使わず、紐で閉じられています。


中には、丸く曲げられた麺が4束入っています。
この形状から「まるまげ素麺」とも呼ばれるのだそう。


ゆでる前に一束を真っ二つに割るように、パッケージの裏面に書かれています。
それをちゃんと読まず、最初はそのまま茹でてしまった私。
麺がとても長くて食べづらかったくて、せっかくの麺の美味しさが半減…。
絶対にこの工程を忘れないようにしましょう。


今度は忘れず、リベンジ。
割るとこんな感じ、そして茹だるとちょうどいい長さになります。

茹で時間は約3分。
お湯が沸いてきたら差し水をして、また沸いてきたらザルにあげ、冷水でしっかりもみ洗いをしたら完成!


美しい麺。
コシがあって、熟成した小麦の味わいをしっかり感じます。
半田素麺や小豆島素麺よりあっさり上品な味わいで、これもとても好みです。
どうやら、伸ばす工程で油を使っていないからのよう。
これも我が家の定番の麺のひとつになりそうです。

9月に友人とまた富山を再訪する予定なので、
今度はもっとたくさん買ってこようと思います。

「山女日記」

レンタカーで富山市内から高岡方面へ向かう途中、
信号待ちでふと横を見てみると、
南北に連なる立山連峰がくっきりと綺麗に見えました。

思ってもいなかった場所でのこの景色との出会いに、
思わず感嘆の声が漏れます。
そして、信号が変わらない間に、
大急ぎでシャッターを押して記録しました。

四国に住む私にとって、
これまで登ったことのある一番高い山は
愛媛県にある標高1982mの石鎚山。
そしてそれが西日本最高峰です。

なので、こうやって2000〜3000m級の山々を
市街地から眺められるこの風景が、とにかく新鮮でたまりません。


先日、湊かなえの「山女日記」という短編小説集を読みました。
7本の短編作品に出てくる登場人物がゆるゆる繋がってて、
山を通して7人の女性の人生や心情が垣間見れてとてもおもしろかったです。

きっと、この富山の旅がなかったら、
手に取ることもなかったであろう作品。

山の描写も素晴らしくて、
単純だけど山に登ってみたくなりました。
湊かなえさんご自身も、
登山が趣味なのだという記事を読んで納得です。

遠くから眺めているだけでも魅力的だけれども、
「いつか立山連峰のどこかの山に行ってみることを目標にしてみたい」
そんな風に思いました。
予定はまったく未定だけれども。

山女日記 (幻冬舎文庫)
湊 かなえ
幻冬舎 (2016-08-05)

 

純喫茶ツタヤ

朝の運河沿いサイクリングを終え、
珈琲を飲める店を探して、ウロウロ。
せっかくなのでドトールとかスタバなどではなく、
地元の喫茶店で、と探してはみるものの、
8時過ぎに開いてるお店がなかなかみつかりません。

そういえば、
ガラス美術館の前に喫茶店が1軒あったことを思い出し、
街の中心部へとペダルを漕ぎました。

純喫茶ツタヤ。
http://www.tsutaya-coffee.com/
朝早い時間でも開いてました。
そしてどうやら大正時代から続く老舗の喫茶店のようです。
こじんまりとして、落ち着いています。
良いお店をみつけれて、うれしい。

ガラス美術館に面したカウンター席で、
地元の新聞を読みながらいただく一杯。
この時初めて「令和元年」という活字を目にしたように思います。

運河沿いの道

富山の旅最終日。
せっかく早起きしたし、レンタサイクルもあるので
1日目に行った環水公園の方まで行ってみることにしました。

1日目はその存在すら感じることができなかった立山連峰も、
この日はうっすら山影が見えます。

せっかくなので、運河に沿って自転車を走らせてみました。

きれいに歩道が整備されていて、地元の人たちがランニングやウォーキングを楽しんでいました。私もとても気持ちのいい、充実した旅の朝時間を過ごすことができました。

「世界一のスタバ」には開店前からすごい行列ができていました。
モーニングコーヒーでも飲んで帰ろうと目論んでいたけれども、諦めて街中へと戻りました。

 

朝焼けに浮かぶ、立山連峰

富山の旅、3日目の朝。
カーテン越しにうっすらと外が白んでくるのを感じました。

起き上がって窓の外を見てみると、
朝の澄んだ空気に、
立山連峰のシルエットがくっきり描かれているのが見えました。

ホテルの前にある富山駅では、
始発の列車を迎える準備が進められていました。

カッコイイ!!
富山のトラム

富山の町を走るトラムは、デザインがとってもカッコイイ!
これは「セントラム」という車両らしい。

今度富山に行ったら、
こないだは行くことができなかった
港方面へいく「ポートラム」に乗ってみたい。

9月の連休に、友達と富山を再訪することになって今からとても楽しみです。

ポートラム・セントラム・サントラム
https://www.info-toyama.com/doc/loculture/vol06/

ホテルの窓から

夕方ホテルに戻ると、
前日や朝には見えなかった立山連峰がくっきりと見えました。

ちょっとした気温や雲の流れの違いで、
こんなにも見える風景が変わるとは。

それにしても、いい眺め。

この景色をずっと見ていたくて
予定していた行き先もキャンセルして、部屋でしばらくのんびり過ごしました。
贅沢でしあわせな時間でした。

旅先の風景の解像度

寺島酒店の寺島さんの富山案内も終盤。
立山が源流となる常願寺川沿いの道を下り、市街地へと戻ります。

途中、道沿いに見えた丸いコンクリートの建物は
小水力発電所であると教えてくれました。

険しい地形と豊かな水量を持つ富山県では小水力発電が盛んで、
あちこちにこうした小水力発電所があるそう。
そこで発電した電力を売電することで、
農業用水の維持管理費をまかなっていると聞きました。

少子高齢化が進んで人口が減り税収が減ると、
公共施設の維持管理費をどうするのかという問題は、
これから各地で頻出してくると思います。
こうやって資源を活かして自分たちの大切な農業用水の維持費を捻出しているのは、
なんて合理的で先進的なのだろうと思いました。

きっとこの建物は、
知らなかったら気づくこともなく、素通りしてしまっていたでしょう。

旅の良き先達がいると、
旅先で見える風景の解像度ぐっと上がります。

そうして旅先で見たこと、感じたことで
ほんの少し視野や興味が広がって、日々の暮らしも豊かにしてくれます。
だから私は旅が好きなのだと思います。

寺島さん、素晴らしい富山案内をありがとうございました!

寺島酒店
http://www.pecograph.com/note/?p=9314
寺島さんの富山案内
http://www.pecograph.com/note/?p=9341
富山の原風景「屋敷林」
http://www.pecograph.com/note/?p=9351
美味しんぼ84巻日本全国味めぐり 富山編
http://www.pecograph.com/note/?p=9387
天井川と治水の歴史
http://www.pecograph.com/note/?p=9403
北アルプスの天然水
http://www.pecograph.com/note/?p=9429
風土を感じる風景
http://www.pecograph.com/note/?p=9456
立山信仰の里へ
http://www.pecograph.com/note/?p=9448

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