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Tag: 広島 (page 2 of 2)

「この世界の片隅に」

何度も見逃してきた「この世界の片隅に」を、ようやく観ることができました。

写真は、主人公のすずと夫の周作が初めて出会った相生橋。
2つの橋がT字に組み合わさったユニークな形は、
原爆投下の目標地点にされたと言われています。
左手前に写ってるビルの向こうには原爆ドームがあります。

広島市や呉市に隣接する東広島市に住んでいたことがあるので、
江波、草津、古江、灰ヶ峰といった耳馴染みのある地名や
丁寧に描かれてた見覚えのある風景にとても懐かしい気持ちになり、
ぐいぐいとストーリーに引き込まれていきました。

だからこそ、
そこでつつましく暮らしていた人々の日常にじわじわと戦争の影が忍びより、
多くのものを奪っていくのが、ものすごくリアルな感覚で迫ってきました。

そして、
「この世界の片隅に」というタイトル込められた
原作者や監督の思いに心を馳せてみました。

先の戦争から70年以上も経ったのに、
今でも世界のあちこちで同じようなことが起きているということ。
平和ボケして現在身近で起きていることに無関心でいることの恐ろしさや
同じような間違いを繰り返してしまう人間の愚かさ。
けれども、
どんな状況でも生きようともがく人間の健気で美しい姿。
いつの時代も、すべての命は等しく尊いものであるということ。

そういったことを、
この映画を通して改めて考えさせられました。

映画館でこの作品を観ることができてよかったと思うし、
また原作も読んでみたいと思いました。


2015年8月 相生橋上にて

ふと。

もしかしたら、前にもおんなじようなことを書いたかもしれないけれど。

自分にリミッターをかけてしまってるのは
他ならぬ自分自身なんだよなぁと
最近よく思います。

どうなりたい?
どうしたい?
と、問い続けることは
なかなかエネルギーがいるものですね。

目の前のことに追われてばかりで
さして自問自答に労力をかけていないことを反省しつつ
ふと、思ったこと。

20年

この数日は「20年」という時間の流れを強く意識する出来事がいくつかありました。

ひとつは、デビュー20周年を迎えたスガシカオのライブを広島で観たこと。
もうひとつは、小沢健二が19年ぶりに新曲をリリースしたこと。

シカオちゃんはデビュー当時からずっと聴き続けていて、
オザケンは学生時代にカセットテープが擦り切れるほど聴いたアーティスト。

ライブとテレビの違いはあれど
それぞれが素敵な歳の重ね方をして輝きを放っている姿を見て
ファンとしてうれしく、(勝手に)誇らしい気持ちになりました。

でもきっとそれは、
きちんと自分の頭でいろんなことを悩み考え続け、
行動を起こしきたからこその姿なのだろうなとも思いました。

そして広島でのライブの後に、
久しぶりに宮島に行ってきました。

ちょうど20年前の冬にも宮島を訪れていて
その頃私は絶望のどん底にいて
一緒にいた人に撮ってもらった記念のスナップには
のっぺらぼうのように無表情な顔をした私が写っています。

なりたかったものへの道が閉ざされてしまい
それを“絶望”と思い込んでしまっていたのだけれど
今思えばまわり道する方法なんていくらでもあったし
思い込みの強さが視野を狭くし、自分を苦しめていたのだなぁなんて
懐かしく思い出します。

結局、全然違う道を選んだことによって今があるわけで
今は今で、もちろん悩むことも壁にぶち当たることもあるけれど
春の兆しを感じる陽気に包まれ
すごく満ち足りた気持ちで宮島を訪れることができたことが
とてもうれしかったです。

そして
日々追われるままぼんやり過ごしてるだけだと
次の20年なんてあっという間に過ぎ去っていってしまうと考えると
少し背筋が伸びる思いもしました。

 

8月6日。

8月6日、ということで
ちょうど1年前に広島に行った時のことを思い出します。

平和記念資料館で偶然見かけた
車椅子に乗った外国人の男性と日本人の男の子が手を振り合い
それをあたたかく見守るいろんな肌の色をした世界各国の人たち。
手にしていたiPhoneでとっさに撮った一枚。

この光景を見た時に
「ああ、平和ってこういうことを言うんだな」
と思いました。

広島2

改めて、平和ってなんだろう。

お腹いっぱいごはんが食べられることだったり、
会いたい人に会いたい時に会うことができることだったり、
行きたい場所に旅をすることができることだったり、
自分の意見を自由に言えることだったり。

とっても個人的でわがままな主観でしかないんだけど
でもそういうことが当たり前にできる世の中が
当たり前にずっと続くと勘違いしてたらいけないんだなと、
強く感じた1年前の広島の旅でした。

広島6

そうそう、平和記念資料館で行われている「被爆体験伝承講話」もとてもよかったです。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/hpcf/oshirase/H27_successor/index.html

昨年は戦後70年という節目の年ということもあって、最初は実際に被爆された「語り部さん」の話を聞きたかったんだけど既に予約がいっぱいだったためこちらの講話を紹介されました。
3年という長い研修期間を経て、被爆者からその体験や平和への思いを受け継ぎ語り継いでいく《伝承者》の姿に頭が下がるとともに、自分が経験したことのないことを正しく伝えていくとはどういうことなのか、ということを深く考えさせられました。
ぜひ、広島を訪れる多くの方に聞いていただけたらと、思います。

広島5

とにかく、とっても暑かった1年前の広島の8月。
カープ女子も熱かったです。
カープ女子

そして今年はカープ、めっちゃ強いね。
いつまでもずっと、そんな他愛もない話ができる世の中でありますように。

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