友達に誘われて、マレーシアの国民食「ナシレマ」を作る料理教室に参加してきました。
主催は徳島でエスニック料理をつくって食べる会さん。
“エスニック料理店の少ない徳島で、もっといろいろな国の料理を楽しみたい”
と立ち上げ今回でなんと39回目。
これまで、ロシア、ハンガリー、モザンビーグ、フィリピン、トリニタードドバゴなど、その国にゆかりのある講師を招いて、世界各国の料理を作ってきたそうです。
次はエチオピア料理と言ってたけど、各国のラインナップがいい意味でマニアックですごい!
初めましてでも気負うことなく参加させていただいて、フレンドリーで開かれた素敵な取り組みに主催者の方には頭が下がります。

マレーシア料理の先生はマラッカ出身のファラさん。
とってもキュートで日本語もペラペラです。
この日は40人の参加者がいて、4つの班に分かれて調理していきます。
たくさんの外国人の方も参加されていて、同じ班にはインド人や中国人、ハワイ人の方も。
彼らと片言での英会話も楽しめました。
ナシレマは、マレーシアで食べて特に印象に残っている料理のひとつ。
ココナッツミルクで炊いた甘いごはんの上にスパイシーなサンバルソースをのせ、ゆで卵やアンチョビやきゅうりやピーナッツ添え、よく混ぜて食べます。
ごはんの甘い香りとサンバルの辛味、そしてアンチョビやピーナッツの食感が口の中で絶妙なハーモニーを奏で、これまで食べたことのないなんとも言えない不思議な美味しさ。
個性の異なる具をミックスして食べるナシレマは、多民族がともに暮らすマレーシアを象徴しているとも言われているそうです。
以下、作り方の備忘録です。
分量は約10人前と多めです。
サンバルソースの作り方
唐辛子 15〜17本
玉ねぎ 1個+1/4個
エビペースト 10g
水 170ml
タマリン 大さじ1
黒砂糖 10〜15g

まず、唐辛子を半分に切って、種と実が分離するまで10分くらい茹でます。
この唐辛子は先生がマレーシアから取り寄せたもの。
「あまり辛くないもの」と言っていたけれども、茹でているとツンとした辛味で目がしょぼしょぼします。
ざく切りにした玉ねぎと、茹でた唐辛子とエビペーストと水100mlをミキサーにかけてペースト状にした後、アンチョビを揚げた油をフライパンに入れ20分くらい炒めます。

その後タマリンを水70mlで溶かして、種と皮を除いてフライパンに加えます。
そして黒砂糖を加え、最後にみじん切りした玉ねぎを加えてしんなりしたらできあがり!
ナシレマの炊き方
バスマティ(タイ米)2合
日本米2合
ココナッツミルク250ml
生姜 5スライス
パンダンリーフ 1枚
塩 2〜3つまみ
水 適量
を炊飯器に入れて炊くだけ。
タイ米やパンダンリーフはネットでも購入できるそう。
アヤムゴレン(鶏の唐揚げ)の作り方
鶏肉 400〜600g
レモングラス 4〜5本
玉ねぎ 1/2子
にんにく2〜3片
カレー粉 大さじ3
コリアンダーの種 大さじ1
ターメリック 大さじ1
塩 小さじ1
カレーリーフ 適量
サラダ油 適量

レモングラス、玉ねぎ、ニンニク、コリアンダーをミキサーにかけ、鶏肉をそれに浸して味を染み込ませます。
先生が前日から仕込んでくれたものに、片栗粉をまぶし油であげました。
とってもスパイシーな香りが漂ってきます。
炊き上がったナシレマに、サンバルソースを載せて、唐揚げ、きゅうり、ゆで卵、アンチョビ、ピーナッツを添えてできあがり!
お皿の下には軽く火で炙ったパンダンリーフを敷く本格っぷり。
みんなでワイワイ徳島で食べるナシレマも、とっても美味しかったです。
そして、マレーシアが恋しくなります。
英語カフェの新年会つながりで誘ってもらった楽しい会。
2週間ぶりのうれしい再会や新しい出会いもあって、またゆるゆるとご縁が深まっていくといいなと思いました。