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Tag: 徳島 (page 1 of 5)

2019年8月14日の
徳島の夜のこと

毎年8月12日から8月15日の4日間開催されている徳島市の阿波踊り。
今年は台風10号が接近するため、後半の2日間が中止になることが発表されました。

とはいえ、まだ14日の夜はさして台風の影響が感じられず、静かで穏やかでした。
大阪から来ていた友人と、せっかくなので夜の街に繰り出してみました。

まずは「はやしのお好み焼き」で腹ごしらえ。
さすがの人気店は、阿波踊りが中止でもほぼ満席で賑わっていました。

そして本来なら踊り子たちで賑わう街の中心部へ。
両国橋の上から両国演舞場方面を見た風景はこんな感じ。
昨夜はたくさんの踊り子や観光客で賑わっていたのに、誰もいません…。

新町川沿いを歩いていると、鳴り物の音が聞こえてきました。
音の鳴る方へ歩いて行くと、藍場浜公園に有名連のひとつ菊水連の方たちがいました。
菊水連はいつもこの辺りで練習をしているので、どうやら有志の連員が集まっていたよう。

奥の方から、さらに鳴り物の音が聞こえてきました。

観客席に誰も座っていない藍場浜演舞場で、
牛柄のコスチュームを着て楽しそうに踊っている人たちが!
ホルスタイン連の人々。
https://t-holstein.club/

なんだなんだ、このノリのいい愉快な人たちは!?!?


周りで見ていた人たちも、どんどん踊りの輪に入っていきます。

遠巻きに見ていた香港から来たという双子の姉妹とそのご家族。

姉妹たちも、はにかみながら踊りの輪へ。


偶然居合わせたカメラマンに声をかけ、みんなで撮影。
私たちもちゃっかり記念撮影に参加させてもらいました。


ホルスタイン連は今から約35年前につくられた徳島県内外の有志によってグループとのこと。
“見る阿呆のベテラン”を自認する私もこれまで知らなかったけれども、
とても気さくでアットホームな連で、ファンになりました。


普段はとある神社の神主さんを勤めているという連長さん。
このあと新町橋の方でも踊るというので、ついていきました。





鳴り響く二拍子のリズムに誘われて来た人たちも、どんどん輪の中に加わっていきます。

何人かの海外からの観光客と話す機会を得ることもできました。
わざわざエジプトから来たというカップルは、
「英語での情報が少なく、
今目の前に起こっていることがなんなのかさっぱりわかず困惑している」と。

拙い英語ながらも、台風で中止になったことを伝え、
これは阿波踊りを愛する有志たちが持て余したエネルギーをぶつけるため
自発的に踊っているのだということ、
そして、私は地元に長年住んでいるけれども、
こんな光景を見たのは初めてだし、もしかしたらむしろラッキーかもしれないと、
励ましになってるのかなってないのかわからないけれども、
思っていた本音を伝えさせてもらいました。
この日のできごとが、少しでもいい思い出となってるといいのだけれども。


しばらくすると、
さっきいた藍場浜公園の方から響く音が大きくなってきたので足を運んでみると
先ほど出会った菊水連の踊り子さんたちが美しい踊りを舞っていました。

そして、こちらでも踊りの輪に加わる人たちが続々と。

浴衣を着たフランス人女性は、プロのダンサーなのだとか。
さすがのリズム感です。

それを温かく見守り、撮影するご家族たち。

しばらくすると警察が来てしまいました。

ハイタッチする、菊水連の踊り子さんとフランス人ダンサーさん。
ブレボケでひどい写真だけど、好きな一枚です。

踊りの音に誘われて取材に出てきたという、新聞社の記者の取材を受けていました。

私のカメラにもしっかり目線を送ってくれました。
このあと連絡先交換をして、写真を送る約束をしました。


阿波踊りはそもそも盆踊り。
お盆に帰ってきた祖先の霊たちを迎え送るための念仏踊りとして始まった宗教行事で、
誰もが参加することができ、
祖先への思いを馳せ供養するための踊りだったはず。

“見る阿呆のベテラン”を自負する私も、
時代を経て進化した阿波踊りの美しく芸術的な側面ばかりに目が行きがちだったけれども
この日のできごとを通して、
その原点となるパワーを感じることができたような気がします。

中止になったことは残念だったけれども、
この後真夜中から吹き荒れた台風のことを思うと懸命な判断だったと思います。

そして、台風で中止になったからこそ
貴重なシーンをみることができて、
私自身の”阿波踊り観”も大きく変わる、ターニングポイントとなりました。

とにかくとても思い出深い夜となりました。

35MMレンズで撮った
阿波踊り2019

2019年阿波踊りの備忘録。

総踊り問題で揉めに揉めた昨年よりも人出が少なく感じたのが、寂しいところ。
私が高校生だった平成初期の人出の半分以下になってるんじゃないかな…。

とはいえ、今年も県外からたくさんの友人たちが踊りを見るためにきてくれて、
地元の友人も交えて総勢9名での阿波踊り観覧&街歩き。
みんなの楽しそうな顔をみると、うれしくなります。
だから私はずっと”見る阿呆”です。

台風の影響で後半の2日間は中止となったので、
この日に集合することにしていて本当に良かったと思いました。

贔屓の阿呆連と苔作も観ることができました。
苔作はもう15年以上は追っかけてるけれども、年々人だかりは増す一方。
開演30分前でも遅いくらいで、
人だかりの間から前の人がスマホで動画を撮ってる人の映像を見て、
音を楽しむので精一杯でした。





























 

 

 

阿波踊り
2019.08.13

スマホで撮影している友人が手にしているミニ扇風機が、今年の夏っぽい。

令和初の阿波踊りは台風10号の襲来で後半の2日間は中止になってしまったけれども、
友人たちは前半の8月13日にやってきたので、ギリギリセーフ!!

ゆるゆると集合したり解散したりしながら、総勢9人で楽しむことができました。
いい意味で気を使わなくていい、愉快なメンバーたち。
こんな感じだったら、泊まるところさえ確保できたら
来年はもっと人数増えても楽しめそうな気がしてきました。

たくさん撮った写真は、夏が終わるまでにぼちぼち整理していけたらいいな。

四国酒まつりへ

毎年2月に三好市池田町で開催される「四国酒まつり」へ。
阿波池田は徳島屈指の酒どころ。
酒まつりも今年で20回目とのことだけれども、実は私は今回が初参加。

ほぼ毎年足を運んでいる友達が、
徳島駅前からジャンボタクシーを手配してくれたり、
おつまみを用意してくれたりと、
きめ細やかに段取りしてくれたので、
私はただついていくだけで、美味しいお酒にありつくことができました。

JR阿波池田前では手提げ袋に入った地図を配っていました。
この手提げ袋、いろいろ入れることができて何かと便利でした。

メイン会場へと続くアーケードには早くも行列が!
男性(おじさん!?)比率高し。


出品銘柄一覧。
四国の酒蔵が勢揃い。
愛媛にこんなにたくさんの酒蔵があるなんて、全然知らなかったです。
四国で一番酒蔵が多いのが愛媛県だったとは意外です。


メイン会場入り。
まずは「利き酒大会」で5種類のお酒を飲み比べ。
むむむっ….!
思っていた以上に難しい…。
ひとまずこちらで回答提出。

結果は翌日SNSで発表。
私は三芳菊だけしか当たっていませんでした…。
https://www.facebook.com/shikoku.sakematuri/


建物の1階では徳島と高知のお酒を、3階では香川と愛媛のお酒が紹介されていました。
まずは3階から攻めていきます。
一番行列ができていたのが、香川の凱陣
さすがの実力の味。


友達が薦めてくれた愛媛の賀儀屋の純米吟醸。
香川と愛媛のお酒を堪能した後は1階へ。

美丈夫、酔鯨、文佳人、南と、
その名は耳にも馴染み深い高知のお酒は、やはりレベルが高い。
それぞれの蔵やお酒の個性を出しつつも、
しっかりと味がまとまっていて洗練されてる印象です。
やはり酒飲みの高知の人の舌によって鍛えられるからなのでしょうか。


老若男女、“杯を傾ければみんな仲間!”な感じのこの雰囲気、たまりません。


池田のお酒は蔵元開放で味わえるということなので、メイン会場を後に。
メイン会場のほど近くに昨年オープンしたワインの専門店「NATAN」さんで、帰りの車の中で飲むワインを購入。


そして三芳菊へ。

蔵の中にずらりと並べられたラインナップ。

杜氏の三姉妹が手がけた、ふだん日本酒に親しみがあまりない女性でも飲みやすい軽やかな味わいの「三姉妹」。
三芳菊は杜氏の妹さんが東京でスペイン料理と日本酒のマリアージュを楽しめるお店を経営するなど、
新しい日本酒の愉しみ方をいろんな形で提案している意欲的な蔵です。
http://www.kirazu.net/index.html


くいくい進みます。

なんと、仕込み中のタンクや室も公開してくれていたのには驚きました。
お酒や味噌などの蔵を取材する際には、数日前から納豆を食べたりお酒を飲んだりすることを禁じられることもよくあるので。


蔵人さんも熱心に説明してくれました。

 

そして、三芳菊のご近所さんの今小町へ。
私は地元のお酒で一番飲んでる蔵元です。


「穰」は濾過をまったく行っていない、搾ったままのお酒。
杜氏の名前から取ったのだそう。

たっぷり四国のお酒を味わって、タクシーで帰路につきました。


そして、帰りの車の中ではさっき買ったワインで乾杯。
とにかく元気で愉快で楽しい飲み仲間!

これは池田高校の生徒たちが育てた苺で作られたワイン。


徳島駅前到着。
楽しい大人のお酒遠足は、これにて終了。
まだ日が高いうちから、見事な酔っぱらいっぷりでした。

来年はもう少し日本酒のことも勉強して行きたいな。

徳島市文化センター

今月はじめ、いつもの公園を通って駅に向かって歩いていたら
JRの線路をまたぐ跨線橋から、
文化センターの解体工事が進められているのが見えました。

あいにく、この時はカメラを持ち合わせていなかったので
iPhoneのカメラで撮影。

「また後日ちゃんとしたカメラで撮りに来よう」
そう思ってはいたものの、バタバタと日々は過ぎていき、
今月半ばに近くを通った時にはもう建物の形はなく、
すっかり瓦礫となっていました。

このホールは、
吹奏楽部に所属していた中学校時代には舞台にも立ったこともあるし、
生まれて初めてライブを観に行った場所でもあり、
体育館が建替工事中だった高校時代は予餞会をここでやったし、
世界的なバレエダンサーであるシルヴィ・ギエムの幻の公演を観たことも。

とはいえ、
それなりに青春時代の思い出はあるものの、
実際ここへ自分がお金を払って観に行った公演を数えてみると
もしかしたら両手で足りるくらいかもしれません。
いや、片手で足りるかも…。
プリプリ×3回、シルヴィ・ギエム、山崎まさよしくらいしか思い出せない。

これまで数え切れないくらい行った
大阪城ホールやフェスティバルホールと比べるのは言わずもがな、
隣町の鳴門市文化会館の方が、あれやこれやと足を運んだ回数が多いのが現実です。

四半世紀近く、どこに建設するかで揉めに揉め、
なんだかすっきりしないまま、
結局元あった文化センター跡地に建て替えすることになった新ホール。
どんなビジョンを描いて建てられてるのか、
一般の市民にはいまひとつしっかり伝わってこないのが残念なところ。

せっかく今住んでるところから歩いて行ける場所にできるんだから、
足を運びたくなるような公演がたくさんくるようなホールになるといいなとは思うけれども。


2014年3月に撮った写真。
膨大のHDDに溜まった写真を見返しても、
文化センターが写ってるものはこれだけでした。


文化センターの建っていた敷地は埋立地で
かつては寺島川という川が流れていたそう。
これはその川について取材していた時に見せていただいた写真。
今から60年ほど前に撮られたもの。
川の左側にはまだ現存する旧新聞放送会館が見えます。

当たり前な風景として見ている日常も、
ある日忽然として目の前から消えてしまう。
できるだけちゃんとカメラは持ち歩いて、シャッター押しておこう。

そんなことを思った2月前半です。

徳島市文化センター
設計:富永棟太

「とくしま建築再発見〜二つの手法で外観演出」
http://hayashi.la.coocan.jp/saihakken/nonose-saihakken.pdf  
建物の記憶と記録を記した良い記事でした。

 

季節の境目

阿波踊りが終わったと思ったら、
一気に涼しくなって、
昼でもエアコン要らずで、驚くばかり。

8月に入ってからちょこちょこと移動も多く、
また仕事でも初めてのことに挑戦するなど、
気持ちがとにかく慌ただしく、
「暑い暑い」と言っていた1〜2週間前が
ずいぶん遠い昔のことのように感じます。

写真は8月上旬に初めて見学させてもらった
阿波晩茶の製造風景。
木桶で乳酸発酵させた茶葉を天日で乾燥させているところです。

お邪魔させてもらった生産者さんは
88歳と87歳のご夫婦ととても高齢なのにも関わらず、
ものすごく厳しい暑さの中、
朝早くから夕方まできびきびと働いていました。

発泡スチロールでつくったお手製の日よけを背負って歩く姿が
なんとも愛らしい。

「暑ければ暑いほどおいしいお茶ができるけんな」
「お茶作るん好きなんよ」と、
額に汗を滲ませながら笑うおふたり。

どんな仕事でも、いくつになっても、
自分の仕事を楽しそうに話す人たちは、
とてつもなくかっこいいと思います。

できることなら、私もそんな風に齢を重ねていきたいです。

椿泊の朝

朝食の前に、椿泊の町を散策。
まずは高台にある神社を参拝。
四国の東に突き出た半島の先っぽの狭い平地に、
住居がひしめきあってるのが一望できます。

めざすはあの灯台まで!
この日はかなり海がシケていたけれども、
沖へと向かう漁船もちらほらと。向こうに見えるのは、四国最東端の蒲生田岬。
実は今から約40年前、この場所に原発が建設される計画が上がっていたのだそうです。
椿泊の漁師たちが中心となって反対運動を起こして阻止することができたのだとか。
私は数年前まで全く知りませんでした。

あおあお」で漁師町の食卓について取材させていただいた漁師さんに
当時の話を少しお伺いしたのですが、
お金さえ渡せば物事が解決するかのような電力会社のやり方に閉口するとともに、
スリーマイル島やチェルノブイリでの原発事故が起きる以前に、
そして経済成長最優先だった当時の日本で、
先祖代々受け継いできた海や自然を、
全力で守り抜いてくださった当時の住民の方々には頭が下がります。

その取材をさせていただいていた時、
ちょうどそれを題材としたドキュメンタリー映画を撮影していたと聞いたのですが
まだ見ることができず。

いつか見てみたいと思っている映画のひとつです。
シロウオ 原発立地を断念させた町
http://www.kasako.com/2013eiga1.html


岬の先へと続く階段を上ると、足がすくむような断崖絶壁が。
風は強いし、波は荒いし、ここで落ちたら一発でアウトだ…。


そしてタイル張りのかわいらしい「刈又崎灯台」に到着。
沖には四国最東端の有人島、伊島が見えました。

 

ゆきや荘で魚三昧!

まだまだ冬の名残が残っていた3月のはじめ、
友人と3人で徳島県南&室戸へ1泊2日の旅にでかけました。

この旅最大の目的は
四国の最東端の椿泊にある民宿「ゆきや荘」にお魚をたらふく食べに行くこと。

実はこの数年の間に何度かゆきや荘へ行くことを計画していたんだけど、
あいにく予約で埋まっていたり、
2年半前には宿が火事に見舞われたりして行くことができなかったので、
ようやく念願叶ったり、です。

朝のバスで大阪から到着した友達をピックアップして、一路南へ。
まあ…ゆきや荘に行くまでにいろんなハプニングがあったんだけど
文章にすると、さしておもしろくないので割愛。

宿に着くとチャキチャキと元気な女将さんが出迎えてくれて、
夕食までの段取りをせっせと仕切ってくれました。

お昼に食べたものを消化すべく、
椿泊の街並みを散策してしっかりお腹を空かせ、
万全を期して夕食に臨みます。

テーブルにずらりと並べられたお魚料理たち。
お刺身だけでも、鯛、ヒラメ、寒ブリ、寒グレなどバリエーション豊か。

イカ刺し。

タコは酢味噌でいただきます。
今年は大根の値段も高騰していたのに、ツマの大根もたっぷり!

アワビもお箸で好きなだけすくって食べられます。
なんと豪勢な!
肝もおいしかった。

焼き太刀魚。

サザエ。

天ぷらもとってもおいしかったです。
あと、写真を撮り忘れたけど、カワハギの煮付けも。

白ごはんも用意してくれてたんだけど、とにかくお魚だけでお腹がいっぱいに。
あとはお風呂に入って寝るだけ。

翌朝は漁港を行き交う船のエンジン音で目が覚めました。

朝食は伊勢海老の味噌汁。

そして夜に食べきれなかったお刺身は、
わさび醤油漬けにしてジップロップに入れて持たせてくれました。

宿を発つ時に女将さんに「お魚おいしかった〜〜!」と連呼してたら、
「アンタらそんなにお魚好きなんやな。次来る時はもっとサービスするわ」とのこと。

紀伊水道と瀬戸内海が交わる椿泊は、
徳島随一の水揚げ量を誇るとても豊かな漁場。
違う季節に来たら、違った種類のお魚もいろいろ楽しめそう。
ウニとか鱧とか、あといろんな地魚も。

まさにお魚天国!
また友人たちと連れ立って来たいと思っています。

ゆきや荘
〒779-1740 徳島県阿南市椿泊町東55
0884-33-0070
https://www.facebook.com/
私たちは一泊二食付きで10,000円でお願いしたけれども、
予算もいろいろ相談に乗ってくれます。

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